2月
21
2012

ブレない自分のスタイルを持つ【スーツ編】

仕事柄街を歩いていると行き交うビジネスマンの特にスーツの着こなし方(選び方)が目につきます。
トレンドも多少影響しますね。ここ数年は細身でしょうか。
ただ、流行を毎年追い続けたいなら別ですが、大人でスマートなビジネスマンは自分に合ったブレないスタイルを持つべきです。
自分が着たい服と自分に似合う服は異なるのです。

最近では細身でパンツの丈が短めのスーツスタイルが流行っていますが、これが似合うのはバランスのとれた体型の人だけです。
標準体型~細身、胴長短足ではない体型です。背は高いほうが有利ですね。

例えば、背は低め・ぽっちゃり体型の人がこのスタイルを真似ても全く似合いませんし、むしろ逆効果ですのでやめておいたほうが賢明です。
このため、自分に合ったスタイルというものを持っておく(知っておく)と良いでしょう。

まずジャケットはジャストサイズ以外に選択の余地はありません。
たとえセールでお得なものを見つけても、90%OFFの1点ものを見つけても、ジャケットのサイズが合ってなければ購入する価値はありません。
少し大きめでも小さめでもマイナス印象になります。
細かい所を言えばもっとありますが、基本的には肩幅、胴回り、着丈、袖丈、この4項目すべて体に合っているのがベストです。
どこかが合わない場合は、ほとんどの場合はお直しが可能ですので、直してもらいましょう。

本来はオーダーならこのようなことはありませんが、既製服の場合でも4項目のうち、3つ合っていれば買いかもしれません。
残りの1か所を直します。ただしほとんどの場合袖丈が多いはずです。2か所以上合っていなければどんなに気に入っても諦めたほうがいいでしょう。

肩幅や胴回りは全体のシルエットが変わってきますし、そもそもここを直すようではサイズが合っているとは言えません。
着丈はフロントライン(正面のカーブの部分)の印象が変わってきますのであまりお勧めはできません。
袖丈ですが、シャツが1~1.5cmくらい出るのがベストですね。これはシャツの裄丈にも影響しますので、シャツもちゃんとサイズを合わせる必要があります。シャツの裄丈はジャストサイズではなく、少しクッションする程度(若干長め)が良いです。

袖口にボタンホールが空いているものなら袖丈を詰めると、バランスが変わってくるのでこれもお勧めできません。ボタンホールが無いものなら、袖口から最低3.5cm以上のところにボタンをずらしてもらいましょう。(好みにもよりますが4.5cm位がバランスがいいです)

袖口からの位置としてはこのくらいのイメージです。

有名ブランド、無名ブランドにかかわらず、これらはスーツ選びのポイントで王道です。オーバーサイズやピッタリ目が流行るときもあるかもしれませんが、踊らされないようにしましょう。

極端に言うと、サイズの合っていない有名ブランドのスーツよりも、サイズの合っている格安スーツのほうが断然イケてます。(←これホント)

パンツに関しては、ウエストサイズはもちろん合わせると思いますが、おしり回りに合ったものを選びましょう。
おしり回りがダブついていたり、ぴたぴたで横方向に皺が入るようだとサイズが合っているとは言えません。
スーツとして売られている場合は、パンツが合わなければお直しすることになりますが、上も下もお直しだらけではそもそも体型に合っていないのでそのブランドもしくはその種類以外のものを検討するべきです。

また、ノータックが主流だからと言ってだれでもノータックをはけばいいと言うことではありません。
自分に合ったフォルムを見つけるべきです。
ポイントはやはりサイズ感です。
太過ぎず、細すぎず、これをクリアして複数で迷ったなら初めてトレンドを意識して良いと思います。

ぜひ自分のスタイルを発見してください。日本人のスーツスタイルがもっともっとカッコよくなればいいなと思います。

それではまた。

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